02 Jul 2019

国内ITサービス市場ベンダー売上ランキングを発表

Japan, 2019年7月2日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2018年の国内ITサービス市場のベンダー売上ランキングを発表しました。

2018年の国内ITサービス市場は5兆6,664億円で前年比成長率は2.1%でした。ベンダー売上の上位5社は、1位から順に、富士通、日立製作所、NTTデータ、NEC、IBMとなりました。NECが、2位から4位に順位を下げた一方で、日立製作所とNTTデータが順位を上げています。

サービスセグメント別に見ると、プロジェクトベース市場では、製造や流通、政府/公共分野を中心に既存システムの刷新/更新需要の拡大により、上位10社すべてがプラス成長を遂げました。安定成長が続くマネージドサービス市場では、上位ベンダーのランキングに大きな変化はなく、富士通が1位をキープしています。サポートサービス市場では、縮小傾向が続くハードウェアサポート&保守市場の影響を受け、上位10社のうち3社はマイナス成長となっています。

産業分野別に見ると、金融向けは、メガバンクのシステム統合案件の反動減を、保険やクレジットカードなど、銀行以外の案件でリカバリーする状況が続いています。製造向けでは、三菱重工の情報システム子会社を買収したNTTデータが20%を超える高成長を遂げました。政府/公共向けは、官公庁や大手電力会社向けの大型SI案件によって売上を伸ばした日立製作所が前年の3位から1位に順位を上げています。

前年比売上成長率が最も高かった大手ITベンダーは、前年同様、アクセンチュアでした。アクセンチュアは、参考資料に掲載した上位7社には含まれていませんが、すべての産業分野で、二桁台後半以上のプラス成長を遂げ、ITサービス事業が大幅に拡大しています。

IDC Japan ITサービス リサーチマネージャーの木村聡宏 は「ITサービスベンダーが、DXを事業機会として取り込むためには、企業のデジタルジャーニーを理解し、事業モデルの転換とビジネスプロセスの変革を急ぐべきである」と述べています。

今回の発表はIDCが発行した国内 IT サービス市場シェア、 2018 年:既存システムの刷新/更新需要が成長を支える にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内ITサービス市場における大手ITサービスベンダーの競合状況を把握するため、大手ITサービスベンダー各社の売上をサービスセグメント別/産業分野別に分析しています。



<参考資料>

国内ITサービス市場 売上ランキング、2016年~2018年

Note: 連結ベース、グループ外企業向け、暦年ベースのIDC定義に基づく推定値

Source: IDC Japan, 7/2019

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