18 Dec 2019

データ流通サービスプラットフォーム市場の展望に関する分析結果を発表

Japan, 2019年12月18日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、大規模データ流通サービスプラットフォーム市場の展望に関する分析を発表しました。これによると、Society 5.0で求められる大規模データ流通サービスプラットフォームでは、スケーラビリティ、エッジの活用、リアルタイム処理、セキュリティおよびガバナンス機能の提供などが重要な要件となることが分かりました。

たとえば今後、あらゆる分野で4K/8Kなど高精細画像のAI(Artificial Intelligence)による分析が行われるようになると、データ流通サービスプラットフォームには、これまでとは桁違いのビッグデータ処理を可能とするスケーラビリティが求められます。また、中央のクラウドの処理能力がボトルネックとなるケースが多いことから、これを補完するエッジ処理のサポートも、データ流通サービスプラットフォームの重要な要件になるとIDCでは分析しています。

Society 5.0では、企業間のデータ共有などによるデータの利活用(データ流通)の推進が重視されています。この背景には、今後、IoTデバイスによって膨大なデータの収集が可能になり、収集されたデータを組み合わせて分析することで、さまざまな新しい価値の提供が可能になるとの共通認識があります。2020年春にサービス提供開始予定の次世代移動通信サービス5Gは、この流れを強力に後押しするとIDCでは考えています。

また、データの利活用の拡大には、そのために必要な処理を、多くの企業が参加する共通サービスプラットフォームの形で提供することが求められます。共通サービスプラットフォームの提供は、データ利活用のサイロ化を回避するとともに、ITリソースの効率利用にもつながります。また、自社でこのようなシステム基盤を構築する力のない企業もデータ流通を参加することができ、データ利活用の裾野を広げることができます。

IDC Japan コミュニケーションズ リサーチマネージャーである小野 陽子 は「Society 5.0で求められる大規模なデータ流通プラットフォームに必要なスケーラビリティやリアルタイム性などを実現するには、多くの技術イノベーションが必要である。ITサプライヤーにとって、そのような要素技術を提供可能な状態で保有することが、産業分野の企業とのパートナーシップ獲得における切り札の一つとなる」と提言しています。

今回の発表はIDCが発行した2019 年 国内データ流通プラットフォーム市場機会分析: 5G 時代の大規模データ流通サービスプラットフォームの展望 にその詳細が報告されています。本レポートでは、IoTによって生成されるビッグデータを処理する大規模データ流通サービスプラットフォームの展望について、市場構造やITベンダーに求められるケイパビリティなどを含めて議論しています。



<参考資料>

データ流通サービスプラットフォームの構成

Source: IDC Japan, 12/2019

Coverage

Regions Covered

Japan


Topics Covered

Cognitive/artificial intelligence